暗黒騎士団剣文録

ペンが剣より強いのは、君との距離が近いから。

原作勢が観る アニメ『やがて君になる』4話感想・考察

 今月の電撃大王を読んで自らの死期を悟りました。旧ヶ丘速贄です。

 ……この状態でノベライズ佐伯沙弥香出してくんの?マジ??ほんまか???

 いやもううだうだ言っとっても仕方ないんですよ。来るもんは来る。受け止めるしかない。これから未来で彼女を待ち受けているであろう本誌の展開も、ノベライズで明かされるであろう彼女が歩んできた過去も、俺達はただ見届ける事しかできない。彼女に対して今更こうであってくれ、こうなってくれ、などと望むのは傲慢が過ぎる。俺達は彼女の人生に干渉する力も、口出しする権利も持ち合わせていない。あるのはただただ祈りだけ。

 信じるしかない。佐伯沙弥香を信じるしかないよ……。

 

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 おいオタク、既に予約は済ませたか?(575)

 俺と一緒に向き合っていこう、「佐伯沙弥香」という人間について……。

 

 

 いや~~~マジでノベライズ佐伯あり得へんほど売れてくれんかな~~。そしたらあれよあれよとスピンオフ第二弾が決まって、ゆくゆくは外伝児玉都、外伝小糸怜、外伝林錬磨、外伝七海澪とか…野望だけどさ。

 

 そうは言っても先の事は先の事。今は手の届く範囲から、しっかり作品に向き合って行きましょう。

それでは4話感想考察の方、やっていかせていただきます。

 前回の記事はこちら。


kskitaminz.hatenablog.com

 

 

4話前半 『好きとキスの距離』

 「好き」が届く距離ではないけれど、キスができる距離ではある二人。

 ――って書くとなんだかちょっと不健全な感じがしますけど、七海燈子お前その辺自覚あるか?

「好きだから」キスをしたい七海燈子と、「好きじゃないけど」キスをしたい小糸侑の距離感の違いにも注目したいところ。

 


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 ウキウキ七海。

 もうこの時点で「七海燈子がはちゃめちゃに浮かれている」という事が解る。

 原作だとここまでニコニコしてなかったのでより解りやすくなっている。

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 右下にイチャついてる女子がいる。これ多分仲谷先生が実況の時おっしゃってた二人ですね。


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  「会長夫婦」呼びされた時の二人の反応。佐伯ニッコニコでおもろいな……。


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 奥側の校舎に移動するシーン。一話考察の時に書いた通り、学生の教室は奥側にあると見て間違いなさそう。今回新たに下駄箱は手前側、という情報が追加された。


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  台詞が「手伝ってくれる?」に変更されている。

 まぁそっちのほうが自然な感じではあるよね、うん……。

 


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 境界線を割って近付いて来る七海燈子。浮かれすぎて距離感がおかしくなっている。

 七海燈子、自分と小糸侑の関係を秘匿するところまであんまり思考が回ってないの実はめちゃくちゃ危なっかしいよな……その分のしわ寄せが誰に行ってるか考えた事あるんかお前??

 彼女本来は別段鈍い奴ではないと思うんですよ。普段は会長として生徒を纏め上げるだけの視野の広さがあるし、一話で小糸の悩みを即座に見破る察しの良さも持っている。ただ、十七年の人生で初めて『恋』という想定外のプログラムが組み込まれた事により思考回路や視野に影響が出ているってだけで……。

 はぁ~~~ほんま、恋は盲目、愛は茫漠、この世は地獄。ちなみに作中夏頃になると彼女はもう一つ新たな問題を抱える事になるため視野は更に狭くなり、思考ロックはガッチガチになります。助けてくれ。


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  生徒会室の靴箱。左上から順に七海、佐伯、小糸、堂島、槙の靴。

 一枚目と二枚目の間に小糸七海が靴履き替えてますが、原作でも履き替えのタイミングはここ。


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 生徒会最後のメンバー、堂島卓。久瀬会長に紹介された堂島、という文字列、一部オタクにとってはちょっとおもしろワードになってしまうな……。

 

 やが君に触れはじめたオタクからかなりの確率で「二人目の男出てきたけどここもくっつくの?」という質問を受けるのですが、う~~~~ん、どうなんだろう……槙堂、(堂槙?わからん)「あるよ」と言ったら嘘にはなるけど「ないよ」っつっても嘘ではあるんですよね。「思ったより ある」って感じ。

 まぁ恋愛関係や性行為だけがカップリングを成り立たせる要素ではないしね。そこに重きを置く人間の気持ちは理解できるけど。(納得できるかは別として……)

 原作のテーマと残ってる尺、槙聖司という人間について総合して考えると多分彼ら二人の関係性をメインとした話はないんだろうとは思いますが、それはそれとして考え出したら面白そうな二人ではあると思う。

「誰かに好きって伝えるのが悪いことな訳がない」と考えている人間と、「自分は恋愛に参加しようともしたいとも思っていないし、役者に好意を向けられるとがっかりする」人間との根本的な相容れなさについて触れていく必要があるので。彼ら二人とも聡明でさっぱりした人間だし、爽やかに相互不理解をやれそう。

 多分「ヘテロ男性とアセク男性のカップリング」って言えば興味持つ人は結構いるんじゃないかな。かなりのポテンシャルを秘めているとは思います。

 以下俺のお気に入りの槙堂シーン。

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普段詰襟なのでネクタイの締め方が解らず槙に教えて貰う堂島。
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 堂島に対してだけ表情と台詞の当たりが強い槙。彼ら二人の間でだけお互いを呼び捨てにするんですよね、他の人にはさん付けなのに……
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ていうかこの二人の悪友感が好きみたいなところはある。

 

 ちなみに俺の公式では大きく扱われないだろうけど好きな二人組は吉田五十嵐です。アニメ化に際して出番が増えてきて嬉しい。

 クレバーな五十嵐が吉田の手綱を握っているように見えて実は振り回されてるやつがいい!!よろしくお願いします。(???)


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 黒板のカレンダーの進む向きが右→左から左→右になっている。

 俺も今調べて初めて知ったんだけど暦関連は例え縦書きでも左から書き始めるらしいですね。へー。


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 原作にはなかったかっこいいポーズの七海。彼女割と謎のポーズをしがち。

 


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 五人いても誰がメインで喋ってるのか解りやすいカメラワーク。ていうか七海は「えっと 七年前だっけ」じゃないんだよ。ナチュラルに分厚い画面を被るな。

 


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 とにかく手伝いから成り行きで役員になっちゃった小糸。本当に成り行きか……??

 第4話、台詞と台詞の合間にこういうオリジナルの細かい仕草が挟まれている事が多くてかわいい。

 


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 中学から生徒会役員だった槙聖司。

 現生徒会メンバーで生徒会経験があるのは槙くんだけかな?堂島は中学剣道部、小糸はソフト部で七海は今レベルの仮面が間に合っていたか怪しいところだし、経験あったらそういう話出てるだろうし……。今のところなしで解釈してます。

 佐伯はどうなんだろう。やっててもおかしくはないけど……生徒会に入ったのは七海の影響みたいなところもあるしなぁ。佐伯の中学時代に言及するのはノベライズを読んでからでも多分遅くはないでしょう。

 

 はいじゃあここで唐突やが君ク~~~イズ第二問!!

 佐伯沙弥香が通っていた中学の名前はなんでしょう??

 多分前回よりは簡単。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は「友澄女子」でした。
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 中高一貫校だから正式名称は「友澄女子学園」とか「友澄女子学院」とかになるのかな?

 なんにせよここがノベライズ佐伯の主戦場になるのはほぼ間違いないので、忘れてたオタクは今のうちに脳幹に彫っといて。

 


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 七年前の生徒会劇、『ミステリー部殺人事件』。仲谷先生曰く冒頭の脚本まで書いてあるそうなのでどっかで見てみたいな……。

 例の人の名前があるので七年前の劇で確定。市ヶ谷さんは位置的に副会長かな?


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  佐伯の習い事が「お花」である事が発覚するシーン。

 書道も華道もできる女、佐伯沙弥香をよろしくお願いします。

 多分剣道も堂島より強いよ。(ほんまか?)

 佐伯の習い事シリーズ、これからもちょいちょい出て来てほしい。多分ピアノとかもやってるでしょ。

 

 いや、それにしても佐伯生け花習ってんのか……髪の毛上で纏めた着物姿の佐伯沙弥香一回でいいから見てみたいな……これは完全に我欲100%の物言いなので無視してくれて構いませんが……

 


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 キスしようとして小糸にめちゃめちゃ反撃される七海燈子。第3話のお土産渡すシーンでもそうなんですけど、小糸侑結構理詰めで話すところありますよね。それに対して感情が先走りがちな七海は割と追い詰められる場面が多いんだけど、結局なんだかんだで七海の思い通りになってしまう。この辺が彼女のずるいところだし、暴れが強いと言われる所以だよな……。


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 七海の瞳の輝きに眼を細める小糸。『好き』は光で、『特別』は眩しい。


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「侑のせいだよ」

 人のせいにするな!!!!!!!!!

 お前が勝手にやりたくなったんだろ!お前な~~~ほんま、お前……自分がめっちゃワガママ言ってるって自覚ある?!


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 七海のキスを受け入れてしまう小糸侑。この女を甘やかすな~~~!!!

 いやまぁ実際のところは甘やかしてるというよりは彼女が何かを断るのが苦手な性格なのと、七海燈子の顔面が良すぎるのと、「初めてのキス 何も感じなかった」「いいな わたしも変わりたい」という台詞から考えるに「キスをする事で何かを感じたい、何かを変えたい」という意識があったんじゃないかなと思います。彼女の抱える『特別を知りたい、変わりたい』という問題には現時点で未だ何の回答もない状態なので。

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 小糸侑、ミステリやSFを好んで読む点、『特別』を理解しようとする事に積極的な点からして「解らない事や未知に対する興味関心が非常に強い」人間なんだと思う。解ろうとする意志が強いところもあるし。

 氷川日菜とだいぶ性格的な相性よさそうだな~。七海小糸とさよひな並べてちょっと喋ってみてほしくない?(なんでお前すぐ氷川紗夜に負担掛けようとするの?)(大丈夫七海外面はいいので……)

 まぁ実際この四人並んだら一番負担大きそうなの七海ですけど。彼女姉妹の話に割と大きめの地雷抱えてるので……。


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 カーテンくらい閉めなさい!!!!!!

 七海お前な~~~……小糸侑は「二人の関係が周りに知られたら先輩が困る」という自覚があるので結構注意しているけれど、当の七海本人は全然そういう事考えてないですからね。自分から言いふらすような真似は流石にしないけど、浮かれ散らかしていて隠すところまで思考が至っていない。ていうかついさっき小糸が忠告してたのに……何が気を付けますじゃ。

 七海の背後から光が射しているのは演出としては正しいと思う。
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  原作ではちゃんとカーテン閉まってます。槙くんが覗いたのは入り口側からなのでカーテン開いてたのがプレミだったとかそういう話ではないけれど、それにしたってもっとさぁ……。

 
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 ここの七海だけキスした事めっちゃ意識してるシーン好き。

 

 

 第4話後半 『役者じゃない』

 前半で生徒会劇の話をしてから後半で他人の恋愛を『舞台』として解釈する槙くんの感性についてやるの、シームレスで良いですね。

 前半で劇に反対だった人間は『恋』という舞台に上れない、あるいは上ろうとしない人物である事は注目すべきポイントかと。


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 七海が持ってるお菓子がいちごポッキーに変更されている。

 原作で七海が持ってるやつ、なんか見た事はあるんだけど名前が出て来ない……

 何人かに協力を要請した結果、ピコラが一番近いかな?という結論には至ったのですが細部が違うのでう~んって感じ。前後のシーンでモロにマーブルとかカントリーマアムとかハッピーターン出て来てるので多分これも元ネタあるんでしょうけど……


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 ウィンク七海とポッキー口に放り込む七海。

 第4話、ほんとゆっくり再生しないと解らないような細かい動き多いですね……

 

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「槙は七海派? 佐伯派?」

 俺は佐伯派。(黙ってろ!)

 某担当KさんがTwitterで行ったアンケートによると1048票入って50%が小糸派、28%が佐伯派、22%が七海派でした。

 ちょっと意外な結果だな~と思ったのですが、Kさんをフォローしてるのは原作読者が多数だろうから、原作レギュレーションでの好感度順と考えれば割と納得の順位ではあるかもしれない。もうちょっと後にやってたら佐伯40%くらいはあったんと違う?


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  原作とアニメで二人の立ち位置が違う。アニメだと表情見せないような位置になってます。佐伯、隠し事は上手いけど機嫌が顔に出やすいとこもあるんだよな……

 ここ槙くん佐伯が七海小糸の関係知ってるかどうか確認する為に揺さぶり掛けたっぽいんですけど、彼結構いい性格してるよね?!佐伯への嫌がらせのつもりは全くなくて、あくまで「自分だけが知っている演目なのか」をチェックする動きだったんだろうけど。元から二人が知り合いだったのかどうかを聞いてるのもそうだし……。

 元から知り合いではない=高校入ってからの関係で、応援演説の時に何の噂にもなってなかったって事は誰も知らないって事になるので。まぁ佐伯が知らなければ誰も知らなさそうでなので、最も七海に近い人間に確認したとも取れる。


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 アニメ版の崩れるファイルの山。佐伯の不安定な感情の暗喩。

 明らかに根に持ってるのバレバレな佐伯すき。


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  槙君、他人を観察する時口元を隠す癖あるよね。というか表情を隠してる?

 


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 射し込む光の下にいる2匹の蝶と、それを陰から狙う蟷螂。七海小糸槙の暗喩ではあると思うんですけど、男を「捕食者」として表現するの若干大袈裟だな~と思わないでもない。まぁ気持ちは解る。(普段男がバカスカ死ぬタイプの女女作品に触れてるから大袈裟に感じるのかもしれない)

 花に触れている方が「特別」を知った側の七海燈子、と解釈するのが無難か。


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 前のシーンに引き続き、小糸の頭上から射し込む光。ここの光は「舞台のスポットライト」として解釈しています。今までの光の演出とは分けて考えている感じ……今のところは。槙君の視点がメインの場面なので。


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「七海先輩には言わないで 見ちゃったってこと」

「君がそう言うならそうするけど…」

 いや小糸に口止めされてなかったら見たって事七海にも言う可能性あったの?!怖ッ!!

 マジで危なすぎる、あの日忘れ物したのが堂島か佐伯だったらアウト、槙が報告したのが七海だったら負けだったので相当ギリギリの択を制している事になります。全部結果論だけど。

 これだけ危険な状況下でも小糸が真っ先に七海に負担をかけまいと立ち回っているのに対して、七海はそんな事も露知らずとばかりに初恋にウキウキしているの許せねぇな……。いや本当に知らないから仕方ないんだけど。(でも元を辿れば七海が発端なので……)

 

 ていうか槙聖司も槙聖司だよ、他人の恋模様をコンテンツとして消費するのはいいけど(あんまり褒められた事でもないと思うけど…)わざわざ演者に声掛けに行く必要あるか?!

 いや、納得はできるんですよ。あくまで彼は二人の関係を「自分だけが知っている秘密の演目」にしたい訳だから、いつ誰が見ているか解らないから周りに気を付けろ、という忠告は理にかなっているし、彼自身「恋愛相談を受ける事が多かった」人間なので多少当事者に口出しするくらいなら舞台への介入だと思っていないらしい事も頷ける。ただその辺についてちょっと彼と解釈違いを起こしているので、槙聖司の事を「読者代表」みたいな感じで扱うの、ま~~~理解はできるけど納得はしねぇ、ってスタンスでやってます。これについては後でもうちょっと話すかも。


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 蟷螂に捕まる事無く逃れた二匹の蝶。ちょっと不穏な空気から一転、ここで「槙聖司は大丈夫な奴」という事が明かされる。ここの蝶が後で槙シアターに入ってきます。

 


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 役者から観客へのアプローチがあるとがっかりする槙聖司。

 お前もうガルパやってろ。 

 みんなもガールズバンドパーティをダウンロードしてひたすら女女の人間関係を叩き付けられるだけの〝虚無〟になろう。

 

 冗談はさておき、(いや、俺はマジで言ってますが……)彼のこういう「舞台上から自分を意識される事を嫌う」性質、ものすごく理解できるんですよ。俺もキャラクターをタップしたら叱られたりバレンタインイベントでプレイヤーにチョコ渡されたりするとキレるタイプのオタクなので。

 ただ、彼の場合は「演者からの干渉を拒む」割に「自分から演者に干渉する」事に対してはある程度許容しているところがある。そういう点で彼とは相容れないなと思っているし、そもそも読者たる我々は作中のキャラクターに干渉する術を何一つとして持たないので、前提からして槙聖司とは隔絶しているんですよね。この辺が槙君を読者代表として扱われると違和感を感じるポイントなのかもしれない。

 

 まぁでも言いたい事は解りますよ。第4話放送後に「やっと感情移入できるキャラクターが出て来てくれた」と安堵する視聴者を何人も観測したし、この作品複雑な内面を抱えている人間が多いので、一歩引いた立場から「観客」としての立場を取ってくれる彼の存在が観ている側の救いになっているところもあるだろうし。

 ただ俺は槙聖司という人間の言動が理解はできても共感には至っていないのと、「感情移入」という読解の手法をテクストへの冒涜だとすら思っているので、読者と槙君がイコールで結ばれる、あるいはそれに近い扱いを受ける事に難色を示しがち。

 俺は作品を読解する際に重要なのは「自分も経験上そうだから、あるいはそう思うから解る」という『共感』よりも、「こういう描写があったのでこのキャラがこういう言動をするのは理解できる」という『納得』だと思っているので、キャラクターと自身とのスタンスの近さとか、立場の類似性をそこまで重要視してません。

 共感を作品読解の主軸にすると、どうしても自分と立場の遠いキャラクターや関係性への理解がおざなりになるので。例えばやが君だったら小糸侑の「誰かを特別に思う気持ちがわからない」という気持ちに共感できなかったらその時点で詰みじゃない?そこクリアしてもじゃあ七海や佐伯についてはどうすんのってなるし。

「自分は一人しかいない」「キャラクターと自分は全く違う人生を歩んできた別人」という点を考慮すれば『感情移入』という手法がどれだけ欠陥を抱えているか一目瞭然なんですけど、なーんかみんなキャラクターに自分の感情を預けて創作物を読みたがるわよね。作品と自分自身をちゃんと分けろ!いや誰がどんな読み方をするのも自由ですけど……。

 

 この辺の話について、担当編集のクスノキ氏もインタビューで同じような事を話しているので是非こちらもご覧ください。信用できる……。

media.comicspace.jp

 

 


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  槙君の座っている場所が変わっている。近さ重視の最前から観やすさ重視の席になったのかな?

 七海小糸を蝶に例えていたのもあって、二人の影に羽が生えている。

 

 槙聖司さ~~~、観劇者としての立場を取ってはいるものの、原作で七海小糸の関係に深く関わって来るのこのシーンだけで、あんまり二人の関係について詳しく知らないんですよね。視点と情報量の違いも読者と槙聖司を分ける要因の一つかもしれない。

 そうなんだよな~、俺達は七海の内面とか小糸とどういうやり取りをしているのかとか、全部読んで知ってしまっているから今滅茶苦茶しんどいんですけど、槙聖司は二人の関係の上澄みを啜って美味しい思いだけをしてるんですよね。ずるくない?!

 いやでも大丈夫、今はちょっと厳しいかも知れないけれど、最終的に勝つのは俺達ですよ。(なんの勝負だ?)だってこの作品には佐伯沙弥香がいる。佐伯がきっとなんとかしてくれる。この舞台の主役は二人だけじゃあねぇって事を今に思い知らせてやる!!


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 まぁ正直槙君も3カプ文脈百合オタクなので、佐伯も頭数に入れた上で観劇しているとは思いますが……。

 


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  光の射す方へと踏み出した小糸侑。

 彼女が七海へと向ける優しさは果たして「普通」なのか?「特別」なのか?という新たな疑問を提示して第4話は幕を閉じる。

 

 

 という訳で、以上原作オタクから観た第4話の感想でした!

 一言だけいいですか?槙君の漢字は「槇」でも「慎」でもねえ。

 覚えられないオタクは「槙君の漢字にはまことに気を付けよう!」(『真』に『木』を付けよう)って覚えてくれや。

 

 佐伯沙弥香は…………気合で覚えろ。

 ていうかほんまにみんな漢字間違いすぎじゃね~?「七海橙子」「佐伯沙耶香」「小糸郁」「槇君」ってわざわざ間違えてる方の漢字でもパブサしている俺の身にもなってくれ。(しなきゃいいのでは……)

 来週はちょっと原稿をやるので多分お休みをいただきます。再来週以降、生きていれば5話6話感想記事でお会いしましょう……。

 

 

 

 ☆おまけコーナー☆

 現在やがて君になるとコラボ中のマチ★アソビCAFEに行ってきました。

 以下そのレポートになります。感想記事より緩めの意識で書いてるけどゆるしてね。


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 同行者のオタクが前回の電撃コラボカフェで超ド級の解釈違いを発生させてしまい、「あの飲み物の名前が『初恋申請』じゃなくて『七海燈子の幸せな脳内』だったら納得してた!!」と憤慨していたので今回はどうなるかな~と若干ドキドキでした。嘘。俺はけらけら笑ってた。

 前回はやが君コラボカフェじゃなくて電撃全般とのコラボだったから、まぁ……。


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 小糸姉のチーズケーキ。3つのコラボカフェ全部で選出されている辺り圧倒的なパワーカードである事がうかがえます。

 三つの中でもここのが一番原作のものに見た目は近い感じ。おいしかったです。


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 喫茶店Echoのエビドリアランチ。思ったより量あって昼飯食ってきたの若干択負けやな~って感じの話をした。昼食直後に行ってたら危なかった。

 エビドリアランチ注文しようと思ってる人は多少お腹に余裕持たせて行った方がいいかも。

 

 まぁ俺はチーズケーキやエビドリアの熱狂的なオタクではないので、ここからが本番です。


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 小糸侑。同行者曰く、「見た目はさっぱりしてるけど味は結構複雑」とのこと。

 俺も一口飲んであ~はいはいはいはい!って頷いた。これに関しては完全に解釈一致。これから行く人にも是非おすすめです。


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 佐伯沙弥香。俺は〝皇〟なのでコースターもワンパンで引き当てた。

 「これは佐伯沙弥香をイメージして作られたドリンクであって佐伯沙弥香そのものではない!!!!!」と厄介ムーヴこいてから飲みました。オタク!おそとで発狂しないの!!

 

ていうか商品名がモロに『佐伯沙弥香』なせいで

「ご注文確認させていただきます、ベイクドチーズケーキが一点、佐伯沙弥香が一点……」

「お待たせしました、佐伯沙弥香になります」

 等の異常ワードが店内で飛び交っており、笑いを堪えられなかった。無理でしょ。

 

 味に関しては、美味しかったは美味しかったんですけど、う~ん……言いたい事はすごく解るんだけど100%完全同意まではいかないって感じ。俺の舌か頭、あるいは両方がおかしいだけかもしれん。君自身で確かめてくれ。

 まぁかなり佐伯の解釈としては自分と近かったです。おすすめ。

 

 ていうか他の客のテーブルをちょくちょく監視していたんですけど、(気持ち悪いな?!)殆どみんな佐伯沙弥香注文していてビビった。佐伯オタクは佐伯オタクと引かれ合う。


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  同行オタクと合わせてコースターコンプリートしてきました。七海燈子は怖くて飲めなかった……。

 この三つ並んでるの見て最初に出て来た感想が「甲虫王者ムシキングだ!!!!」だったの我ながら意識低すぎるでしょ。七海が小糸と佐伯に対して有利取れるので三竦みが成立していない。

 

 なんにせよコラボカフェはとっても楽しめました。同行者も今回は満足だったみたいでよかった。期間中にみんなも行ってみてね。

 


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 限界おたくカラオケもしてきました。みんなもhectopascalの佐伯沙弥香パートを歌って〝虚無〟になろう!!

 

 それはそれとして佐伯のキャラソンマジで出ぇへんかな~。佐伯歌上手いし……。

 えー今気付いたけど佐伯が歌上手いの合唱部の柚木千枝に教わったからとかだったらどうしよう……困る……

 っていうかそう考えると柚木千枝のキャラソンまでワンチャンありそうじゃない?ないか。それではこの辺で失礼します。

 

 

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