暗黒騎士団剣文録

ペンが剣より強いのは、君との距離が近いから。

原作勢が観る アニメ『やがて君になる』3話感想・考察

 オタク生きとるか?俺はもう長くないぞ。

 今月の原作最新話は佐伯沙弥香回、来月10日にはノベライズ佐伯沙弥香、最早逃げ得る道はなし。詰みでは??やがて詰みになる。いや俺現在進行形で詰んでるんですけど……………

 

 こんなところまで来るような皆さんは既に原作を読んでいるものと思いますが、それだけじゃ時代の最先端には追い付けねぇ。是非に電撃大王購読勢となって月末の度に俺と一緒にインターネットで暴れ散らかしましょう。

 なんとマガジンWALKERなら先月分と合わせて読めるので原作6巻の続きからすぐ入れる!あのキスとかも本誌で追えるしアドしかない。今すぐ登録やってくぞ。

 ていうか6巻のラストから春まで待つのはさぞ苦しかろうよ。楽になっちまおうぜ……。

https://magazinewalker.jp/

 

 

 そんなわけでやっていきます第3話感想。前回に引き続き原作の内容にもところどころ触れていくと思うのでご注意ください。

 前回の記事はこちら。

kskitaminz.hatenablog.com

 

 

 

3話前半 『まだ大気圏』

 わたしは星に届かない→まだ大気圏→???

 アニメ版でも原作のサブタイトルをちゃんと拾ってくれるそうなので、各話サブタイにもご注目。

 


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 前回の記事でも言っていた昼食のシーン。朱里の弁当が一回り大きいのとメロンパンまで置いてあるのは原作通り。

 ちなみにこのシーン本当は原作第5話、つまりアニメだと3話後半『わたしを好きな人』にあたる場面なのだが3話冒頭に変更されている。これに関してはまた後で言及します。

 

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 原作だと見えなかった「入らないってば!」の表情。かわいい。


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 七海が買った飲み物がリプトンのレモンティーからりんごジュースに変更されている。

 アニメ初見の時なんか違うな~とは思ったんだけど読み返したら思ったよりリプトンでびびった。


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 アニメオリジナルの足下カット。

 例の線がまた出てきてますね。一人でいる時は線の上だけれど、二人の時は降りられる、という受け取り方をするべきかな?

 何にせよアニオリでここまで頻出している以上、アニメ版やがて君になるを読み解く上で重要なファクタであるのに間違いはないでしょう。慌てずもうちょっとサンプルを集めてから言及したいなと思ってます。まぁ多分今後もいっぱい出てくる表現だろうし……

 


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 何か知らんけどアド取ってる七海。原作の時からそうですが、この絶妙な間がいいよね。

 こういう「別に狙ってた訳じゃないけど棚ぼたで得してる」みたいなの七海燈子多い気がする。まぁ彼女小糸侑相手だと結構考えなしに勢いで動くからな……

 


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 別れ道で光が射している小糸侑の方へ向かう七海燈子。『特別』を光によって表現する作風から見ても、七海燈子にとっての光って小糸侑なんですよね。当然といえば当然だけど。


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 原作でおにぎり100円セールやってたコンビニは消滅していた。諸行無常

 全然関係ないけど佐伯沙弥香おにぎりの具だったらおかか好きそう。七海燈子は絶対ツナマヨ好きですね、彼女子供舌なので……

 


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先輩の家って何人家族なんですか?

三人。両親と私だけ

 

 そうですか……。

 七海燈子、内心はあぁなのに咄嗟にこういう事聞かれて寸分の狼狽えもなくこう答えられるの、だいぶ仮面が厚いというか覚悟決まってるというか……内心があぁだからこそ迷いなくこういう答えになるのかも知れないけど。

 

 

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 藤代書店の陳列棚。「剛腕シリーズ」どっかにないかな~と思って探したオタク手ぇ挙げて~~~!

 は~~~~い。

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 個人的にタイトルくらいは見えるかな~と期待してた謎の女女女作品はどこにもなかった。かなしい。


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 ちなみに小糸の「にひ」もアニメではないです。たまに見せる悪戯っ子っぽい面は姉の影響なんだろうな~


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 娘さんをたぶらかしてすみませんする七海燈子。

 お前もう今のうちに謝れるだけ謝っとけ。

 前回佐伯に謝った時もそうだけど、このちょっと茶化した感じの七海の謝り方、絶妙に緊張感がなくて好き。


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 同じ場面でも小糸の目線が逆方向に。アニメ版の方が「この人何言ってんの……?」感が出ていて好みです。この場面は小糸侑にとって「自分の見ている七海燈子」と「他人に見えている七海燈子」の姿に乖離がある事の再確認でもあるので。……実際は七海燈子が「小糸侑にだけ見せる自分」と「それ以外に見せる自分」を使い分けているだけなんだけど。


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 原作だと途中で帰ってきてた小糸姉が最初からいる。


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「え 彼女?」

エスパーか???

 小糸姉、登場する度はちゃめちゃな鋭さを見せてくるけど初登場の時点で既に環境トップの風格がある。何気に「なわけないでしょ……」の表情も初出。

 

 初期の時点だとプールの広さ的な問題と七海燈子の性能が圧倒的な事もあり環境はほぼ七海コントロール一色だったんですが、現在の原作レギュレーションでは七海のナーフをはじめ各所に調整が入った結果、小糸怜と叶こよみの二強って感じになってます。(諸説あり)

 ブースターパック修学旅行編と構築済みデッキ佐伯沙弥香についてが控えているので次の環境は佐伯かな……

 佐伯沙弥香、単体で強いのは勿論として生徒会カテゴリ所属、七海と組めば単純にパワーがあり、小糸と組めば七海にガン有利が取れて喫茶店Echoともシナジーがあるので強化しすぎると出張パーツとして悪用されそうだけど、現環境の二人と合わせてデッキ組むのは難しそうな辺りバランス調整しっかりしてんな……(???)

 


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 原作にもあった若干の間。この一瞬で「自分と先輩は別に交際している訳ではないけれど、この関係を家族に相談するのはちょっと難しいかもしれない」という事を判断してるんだろうな~。小糸も七海に負けず劣らず頭の回転が速いので。

 この時点で既に小糸は親友にも家族にも言えない秘密を抱えさせられてる事になるんですけど、こんな序盤から盤面状況悪かったんだな……七海燈子やっぱずっるいわ……


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 カバーではリストラされてたKURAGE。LINEスタンプにもなってるし実は人気キャラクター説が浮上してきたな……リストラはされるけど……


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 小糸達が遊びに来たショッピングモールが若干違う。

 俺なんかここ来たことあんな……


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 朱里と菜月のノリが変更されている。この二人の高校生っぽい雰囲気すき~~~。やが君のメインキャラ大人びてる子が多いので余計に引き立つよね。

 


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 ウミウシさんのデザインが変更されている。(こよみが持っているのと近いデザインになった)

 後は小糸とこよみがやってる音ゲーが太鼓になってます。

 観てた時「え、太鼓だったっけ?」と思ったので確認したらほんまに太鼓じゃなかった。そろそろ自分の違和感センサーを信用できるようになってきたな。

 


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 俺やっぱここ来たことあるって!!

 先行上映ここでやってたよね!?私信か??(は?)


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 原作勢叶こよみ。

 俺も原作読んでるけどアニメ超楽しんでま~~~す!!

 このシーン、原作だと足下に朱里に取ってもらったウミウシさんがいます。

 

 ていうか叶こよみのアイスコーンになってんじゃん!!!!

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 原作だとカップなんですよ!え~~~~……嘘やろ……??初めてアニメスタッフと解釈違い起こしたかもしれへん……叶こよみコーンマジ??えぇ~~~……ほんまぁ…………

 いやまぁ佐伯沙弥香はアイスカップ派でしょ。これには命賭けられるよ。

 


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 朱里の眼のアップから、溶けるアイスで涙を表現している。重ねるとちゃんと眼から流れるようになっています。

 冒頭の七海燈子の応援演説を練習する小糸と先輩に対する感情を練習したように話す朱里で、再構成した際にストーリーに繋がりができているのもポイント。

 やが君アニメ、原作に対する深い誠意と共に原作にあるものを使ってアニメはアニメとして表現していくぞ、という確かな熱意を感じるので本当に、本当に泣きそうになってしまう……


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 ちなみに原作のアイスにも似たような描写がある。

 

 


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 七海との会話が店の外に変更されている。店の中入るか入らないかでおろおろしてる方が七海っぽい。

 


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 七海と小糸、二人の眼の中にある光彩の量が違う。この描写1話から一貫してます。


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「どれだけわたしのこと好きなんですか」

 いい台詞だよな~~~~

 前回の「ずるい」もそうだけど、この作品「やが君じゃないとそうそう出て来ないだろうな~~~」って台詞がとにかく多くて好き。それも奇を衒っている訳ではなく、どの場面でどの人からどんな台詞が出てきても必ず納得できる台詞運びなのがとても良いです。読んでいて気持ちのいい作品。


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 七海から贈られたプラネタリウム

 アニメ化に際して『星』だけでなく『光源』のファクタにもなったのでより重要度が増していると思う。プラネタリウム出てくる場面マジで全部勝ち確なので画面に映ったら集中してください。「七海燈子が小糸侑に送った『光』」である事を踏まえればその重要度がどれ程高いのかは言うまでもないかと。

 

 

 

3話後半『わたしを好きな人』

 最初の方に刷られたのだと『私を好きな人』になってるらしいんですけど、後追いの弱者なので俺は持っていない……

 小糸の一人称が「わたし」なのでそれに合わせた形になったんでしょう。俺は持ってないけど……。(つまるところ君になれも持ってないんだよな……俺は雑魚……)

 


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 佐伯沙弥香の強火正妻ムーヴ。

 これで幼馴染キャラじゃないの嘘やろ!?って初見の時なったオタク絶対俺以外にもおるでしょ。出て来なさいよ。

 

 そして実は春から秋の時間経過で佐伯に対する解釈が変わってる小糸すき。まぁ信用って往々にして無責任なものだしな……

 


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 怖がっている時、無意識に何かを掴む癖がある七海燈子。

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 まぁ要するにこういう事なんでしょうけど……

 七海が掴んでいる先が殆ど自分自身なのもちょっと、うん……

 

 


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  アニメだと迫力三倍増しくらいあったシーン。「それは駄目!!」って感じだったよね。

 七海燈子、自分は特に考えず勢いだけでぽんぽん適当な技振って有利状況発生させてるのに、相手がちょっと踏み込んできたらめちゃくちゃ鋭く咎めてくるのずるいんだよな……


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  これやっぱそうだよね?!

 ここまで顔見えた事なかったんでだいぶビビり散らかしてしまった。アニメで表情初お披露目とかなったらどないしよう……心の準備まったくできてない……

 



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  七海の髪の毛だいすき小糸侑。

 次回のスプラトゥーンのフェス、七海燈子のさらさら髪の毛VS佐伯沙弥香のふわふわ髪の毛にしない?

 小糸侑のぴょんぴょんアホ毛派閥が乱入してきて三つに分かれ、混沌を極めてもいいよ。


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  小糸の主観に映る全校生徒。

 リボンと上履きの色的に三年→二年→一年の順で並んでるっぽいですね。

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 生徒会に入る事を宣言する小糸侑。

 先程述べた、小糸と朱里の「練習した言葉」というストーリーラインに対する「練習にはなかった、七海燈子に向けた言葉」であり、アバンの「生徒会に入るつもりはない」という言葉へのアンサーにもなっています。あのシーンを最初に持ってきた脚本の妙。最高の再構成。原作二話分を一話にまとめる上でこれ以上ない改変だったと思う。

このアニメマジで信用できるな……。

 

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 自分で言った言葉に自分で驚く小糸。

 二話で新聞部のインタビュー受けてた時もそうだったけど、慌てた時に声が上擦る癖があるのかわいい。

 

 
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「やっぱり優しすぎない?」

「…普通ですよ」

 いや優しすぎるわ!

 この作品の人間、大体全員優しい!!特に七海に対して!!

 七海お前ほんま、ほんまさ~~~……色んな人の優しさに支えられてるって自覚をさ……

 

 でも誰かの優しさに甘えてた事を自覚したら自覚したでああだもんな~~~……どうしたらいいの……いや俺がどうこう言ってもどうにもならんのは百も承知なんすよ。頼んだぞ佐伯沙弥香……(六巻発売以降これしか言うとらん)


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  光の下に立って演説をする七海燈子。

 ただでさえ圧倒的な性能なのに『特別』バフまで乗ったらもう勝ち確定やんけ。


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  七海が勝った~~~~~!!!!

 よかった~~~~~おめでとう……やが君のオタク大体みんな七海に当たり強いけど、七海がずっと頑張って来た事は知ってるし、みんな最終的にはお前の幸福を祈ってるからさ……


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 俺の勝ちや。

 初見で思わず膝をぶっ叩いた。

 このオタクなんか毎週勝利宣言してない?今週も勝ちます。(勝利宣言する宣言)


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  妹とは対照的に、星に手が届く小糸姉。

 このシーン、原作四話のラストにあるので再構成の際に順番が入れ替わった場面の一つです。

 


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  七海が送ったプラネタリウムが、小糸の瞳に僅かな光を落とす。

 「七海燈子の特別」について一応の回答を示した後、まだ残っている「小糸の『特別』への憧れ」という問題をもう一度提示して第三話は幕を閉じる。

 果たして彼女の手が『特別』に届く日は来るんでしょうか。

 

 

 という訳で以上、原作オタクから見た第三話の感想でした!

 一話、二話以上に再構成の手腕が光っていたと思います。第一話から提示されていた「七海燈子はどうして小糸侑を好きになったのか?」という疑問へ回答が示された回でもあり、三話でちょうど原作一巻分のペース配分にも文句なし!

  とはいえここまで飛ばしてもまだ原作一巻分、未だチュートリアルを終えたばかりも同然。これからどんどん盛り上がっていく物語に振り落とされないよう、お互い気張って行きましょう。

 

 ではまた来週お会いしましょ~~!

 

 

 

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